top of page
Insight
FOXeeyは、カスタマサポートに対する経営としての向き合い方を考察していきます。


カスタマーサポートのリスクは、見えないまま拡大する
気づかれないものが、いつの間にか大きくなっている——見えないリスクは、管理されない 多くの企業において、カスタマーサポートは「オペレーション」や「コスト」として位置づけられています。日々の問い合わせに対応し、一定の品質を維持しながら効率的に運営すべき機能。そういう認識です。 ただ、その実態が経営のリスクとして体系的に認識されているかといえば、疑問が残ります。カスタマーサポートの問題は、多くの場合「起きてから」初めて認識されます。クレームの増加、炎上、品質低下。これらは結果であり、問題の本質は「顕在化するまでリスクとして捉えられていなかったこと」にあります。 リスクが見えにくい三つの理由 第一に、売上や利益のように直接的な数値で現れにくいことです。問題が起きていない状態では、価値もリスクも可視化されません。 第二に、情報が分散していることです。顧客の声は通話ログ、チャット、アンケートなど様々な形で存在していますが、統合されず部分的に扱われることが多く、全体像としてのリスクが見えにくくなっています。 第三に、日常業務に埋もれてしまうことです。問い合わ


コールセンターの委託先、どう選ぶ?内製の限界とRFP・仕様書の設計
内製化にこだわる組織が、限界を迎える日 「このままでは、もう回りません」。 長年、自社運営にこだわってきたあるサポート部門の責任者が、ある日こう漏らしたといいます。品質を守るために内製を続けてきた。その判断は間違っていなかったはずです。それでも、採用は追いつかず、ベテランは次々に去り、残った人材に負荷が集中していく。「守るための内製」が、いつしか「守れない内製」に変わっていたのです。 コールセンターは自社で持つべきか、外部に委ねるべきか。多くの企業が繰り返し向き合ってきた問いです。自社の顧客であり、ブランドを体現する接点ですから、できる限り内製で持ちたいと考えるのは自然なことですし、実際に多くの企業がその前提で組織を設計してきました。 ところがいま、この前提そのものが揺らぎ始めています。人材確保の難しさ、定着率の低下、業務の高度化、テクノロジーの進展。「自社で持つこと」が必ずしも最適とは言えない状況が生まれています。内製にこだわることで品質や効率を維持できなくなるという逆転現象すら起き始めています。 コールセンターの内製化が合理的だった理由...


コールセンターのオペレーターはコストか、それとも資産か
削るほどに、残るものが変わる——時間軸を誤れば、最適化は歪む 現場に立てば、そこには明確に「人」がいます。朝の挨拶、昨日の対応を振り返る会話、顧客の感情を受け止め言葉を選びながら応対する一人ひとりの姿があります。数値や指標では置き換えることのできない現実です。 経営の視点に立てば、それらは「コスト」として現れます。人件費、稼働率、生産性といった指標です。限られた資源の中でどう最適化するかが問われる領域です。カスタマーサポートは売上を直接生み出す機能としては捉えられにくく、削減の対象として議論されやすい構造にあります。 オペレーターは「人」であると同時に「コスト」でもあります。この両義性こそが、カスタマーサポートを巡る意思決定を難しくしている本質ではないでしょうか。 「人」として向き合う現場、「コスト」として扱う経営 現場では、一人ひとりが具体的な存在として認識されています。どんな応対をするのか、どんな強みや課題を持っているか。そのすべてが日々のコミュニケーションの中で共有されています。 ところが経営のレイヤーに上がると、それらは「人員数」や「コス
これらのテーマについて、対話してみませんか。
FOXeeyでは、顧客接点やカスタマーサポートに関する経営課題について、経営層・責任者向けのディスカッションやアドバイザリーを行っています。“答えを提示する”だけではなく、企業ごとの状況に合わせて、一緒に整理し、考えることを大切にしています。
bottom of page
