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Insight
FOXeeyは、カスタマサポートに対する経営としての向き合い方を考察していきます。


カスタマーサポートが経営から軽視される現実
〜「重要だ」と言いながら、なぜ投資は後回しにされるのか〜 「コストを下げられないのか」「効率化はどこまで進んでいるのか」「この規模は本当に必要なのか」。経営会議の場でこうした問いが投げかけられることは珍しくありません。合理的であり、企業として当然の要求です。 ただ、現場ではまったく異なる現実が広がっています。顧客対応は単純作業ではなく、個別性の高い判断の連続です。問い合わせの背景には、商品やサービスの複雑さ、プロセスの歪み、顧客の不安や感情があります。それらに向き合うには、時間と余力、そして経験に裏打ちされた判断が必要です。 つまりカスタマーサポートは、「削減すべきコスト」であると同時に、「関係性を維持するための不可欠な機能」でもあります。この二つの要請は、しばしば同じ土俵では語られません。そのあいだに立たされるのが、カスタマーサポートを管掌する経営層です。 カスタマーサポートは「時間の交差点」にあります カスタマーサポートは、単なる現在対応の機能ではありません。そこには過去・現在・未来という三つの時間が同時に存在しています。...


「正しい答え」が、顧客に届かないのはなぜか
問いが浅ければ、世界も浅くなる——何を聞くかで、見える現実は変わる 「ご案内した手順で解決しますよ」。オペレーターはそう伝え、顧客も「わかりました」と答えた。手続きとしては、何も間違っていません。それなのに、電話を切った後の顧客には、どこか釈然としない気持ちが残っていました。問題は解決したはずなのに、満たされていない。こうした場面は、多くのカスタマーサポートで日々起きています。 応対の正確性、回答の一貫性、処理時間の短さ。カスタマーサポートの品質は、こうした指標で管理され、着実に改善されてきました。誤った案内や不適切な対応は、かつてと比べれば大幅に減っています。 それなのに、顧客との関係が深まっている実感がない。問題は解決しているはずなのに、どこか納得感が伴わない。こうした違和感は、むしろ増えているのではないでしょうか。 この違和感の正体は、回答の質ではなく、「問いの質」にあります。カスタマーサポートは正しい答えを出すことに長けてきました。ただ、そもそも何を問うべきかという前提がずれていれば、いかに正確な回答であっても、顧客の現実には届かないので


既存顧客を支える窓口が、なぜコスト扱いされるのか
獲得に注ぐ情熱は、維持にも注がれているでしょうか——サポート窓口に眠る、見えない資産 「解約の電話を受けたとき、初めてその顧客の大きさに気づく。カスタマーサポートの現場では、そんな場面が珍しくありません。何年も使い続けてくれていた顧客、安定した収益をもたらしてくれていた顧客。その存在の重みは、去り際になって初めて輪郭を持ちます。 既存顧客は、どんな企業にとっても事業の土台です。継続的に収益をもたらし、時には周囲に勧めてくれます。そして、その顧客が日々接触する窓口こそ、カスタマーサポートです。 それなのに、この最も大切な顧客を支える窓口は、しばしば「コスト」として管理されています。なぜ、最大の資産を守る機能が、コスト扱いされてしまうのでしょうか。 獲得は語られ、維持は語られない 新規顧客の獲得には、明確な投資と評価指標があります。広告費、キャンペーン、乗り換え特典。獲得単価が計算され、コンバージョン率が追われ、成果が可視化されます。マーケティング部門の存在意義そのものが、この「獲得」に紐づいていると言ってもいいでしょう。 一方で、既存顧客との関係維
これらのテーマについて、対話してみませんか。
FOXeeyでは、顧客接点やカスタマーサポートに関する経営課題について、経営層・責任者向けのディスカッションやアドバイザリーを行っています。“答えを提示する”だけではなく、企業ごとの状況に合わせて、一緒に整理し、考えることを大切にしています。
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